まさおさんのお葬式
2023年12月25日
こみにていで支援をさせていただいていた、まさおさんが亡くなりました。
![](http://kazokunokawarini.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/遠藤さん葬儀-768x1024.jpg)
まさおさんには、奥様がいましたが6年ほど前に亡くなっていて
お子さんはおらず
兄弟もなく
天涯孤独の方でした
はじめは社会福祉協議会の方がまさおさんの支援をされていましたが
社協の方では関わることができない問題もあり
こみにていに依頼されてきました。
こみにていでお手伝いをさせていただいたことは
①施設入所にあたり保証人をお引き受け
②施設への入所の際の付き添い、送迎
③施設への毎月のお支払い、必要なものの購入など金銭の管理
④毎月の預金の変動の報告や、お手紙などでの交流
⑤施設の方との連絡を取り合い、情報共有
⑥施設へ入所する前に住んでいたアパートの引き払い、荷物や家財道具の整理、処分。家賃や光熱費のお支払い
といったことです。
本来であれば家族や親族が行うことを、家族の代わりになってお手伝いさせていただいていました。
そして亡くなったあとには
ご遺体を引き取り
お寺の葬儀ホールへとご安置し
葬儀を行い、火葬後は奥様も眠るお寺の永代供養墓へ納骨させていただきました。
葬儀の日には、隣に併設されているこども園の園児たちが
出棺の際に集まってきてくれて
誰に何を言われたわけでもないのに
自ら手を合わせ、どこの誰かもわからないまさおさんを見送ってくれました。
子どもたちの想いに
心が暖かくなり、嬉しくなりました。
![](http://kazokunokawarini.com/blog/wp-content/uploads/2024/02/遠藤さん拾骨-768x1024.jpg)
まさおさんのように
家族や親族がいない方の場合
万が一、お亡くなりになったときには
火葬だけは行政でやっていただけますが
葬儀や納骨は
行政ではできません
まさおさんには
ご家族がいらっしゃらなかったので
寂しいと感じられることも多かったかもしれませんが
それでも
ご自分が亡くなったあとのことを心配せず
家族ではないけれど
住職をはじめ、子どもたちやまさおさんのことを想ってくれる人たちに
見送ってもらえたこと
一人の人間として
その最後を丁寧に大切に見送ってもらえたことは
とても意義のあることだったのではないかと感じました。
まさおさんは
写真や音楽を愛する
笑顔が優しい方でした
87年間のご生涯を終えられ
今は愛する奥様と一緒に
天国で優しく笑っているように感じます
まさおさん
素敵なご縁をありがとうございました。
お疲れ様でした。
どうぞ安らかにお眠りください。